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ゴッホとゴーギャン展 ■ゴッホとゴーギャン展
10/8~12/18
東京都美術館

ゴッホとゴーギャンの両方が見られるお得感(爆)に期待していないと云えばウソになりますが、
「2人の関係に注目した美術展は世界的にも極めて珍しく、日本では初めて。」ということで、行ってきました。

二人が共同生活を送っていたことは有名ですが、それに至るまでの作品と、壁には書簡の文言が書かれていて、
時系列な流れを追って構成されていました。
なので、ゴッホの「ひまわり」や「糸杉」のような系統の作品や、ゴーギャンのタヒチ時代のような作品は少なかったのですが、
ゴッホがミレーに影響を受けた作品や、ゴーギャンのブルターニュ時代の作品が良かったです。

絵もさながら、特に壁に描かれた書簡は、二人の作品感やすれ違いの様子が出ていて効果的でした。
壁の色が時代ごとに変えられていましたが、二人の共同生活時代の壁が鮮やかな黄色だったことも、ゴッホのイメージに合わせていたようです。
映像コーナーもありましたが、イメージビデオのような作品が流れていて、お洒落な感じでした。
展示会場が暗いなぁと思っていたら、ゴッホが使った絵具のなかには耐久性の低いものもあり、
ファン・ゴッホ美術館でゴッホの絵画に当てる照明を75ルクスに制限しているとのこと。
(これは、国際博物館協会が油彩画に推奨する照度の150ルクスから180ルクスよりの半分以下とのこと)
レジメ(作品一覧)を見るのに多少苦労したけど、絵画保存を考えたら、大事なことです。

私的にはゴッホはMOMAで見た「糸杉」にあまりにも強烈な印象を受けたので、
今回はそれほど、鮮明に印象を受けた作品はなかったのですが、
ゴーギャンと影響を与え合った作品や書簡の文言を通して、二人の絵画や互いへの想いが出ていて
展覧会のコンセプトが伺えたのも良かったです。

余談(?)ですが、
イヤホンガイド(音声ガイド)列にやけに妙齢の女性が多いなぁと思ったら、
ゴッホ役=小野大輔
ゴーギャン役=杉田智和
ワタクシは借りませんでしたが、ああ、なるほどね、みたいな(笑)
#以前にクレラー・ミュラー美術館所蔵作品展との時には、真綾さんのナビ目当てで行ったさ!
2016/10/30(日) 12:36 Museum PERMALINK
ダリ展 ■DALI展
9/13→12/12
国立新美術館

ダリ好きです(笑)
もちろん、一番好きな作品はご多聞にもれず「記憶の固執」(「柔らかい時計」)なのですが、全体的に楽しみにしていた展覧会でした。

会場に着くと・・・やっぱり物凄い混雑ぶりで、なかなか作品が見られず。
ただ、申し訳なくも、「ダリってダリだ?」(芸術〇潮10月号)状態の方々が多かったような(寂)

初期作品から順に展示されていて、変遷が非常にわかりやすい構成でした。
キャプションも最低限、最初の説明のところに影響された画家や主義の流れが書かれていたので、頭に入れながら見ることができて見やすかったです。

初期作品は14歳~17歳で描かれたもので、風景画だったのですが、印象に残りました。
印象派や点描派のような作品があったことや、キュビズムの作品はコラージュもあり、なかなか新鮮でした。

シュルレアリスム時代は・・・・まず何より、混み具合が半端なく、並んで観賞状態だったのですが、
タイトルが奇抜なものが多いせいか、読み上げなくてもいいんですけど^^;)
#「見えない人物たちのいるシュルレアリスム的構成」・・・ああ、なるほどね、みたいな。

柔らかい時計のようなダリの思想的な抽象的な作品は少なかったんですが、
後半は舞台美術や挿絵などが多くあり、額に入った絵画と違った良さがありました。
「不思議の国のアリス」「ガラの晩餐」・・・結構良かった。
あと、ぽつんと展示され、出典がわからないのですが「ガウディとダリ」が良かったです。

ちなみに、中では映像作品も上映されていて、
「アンダルシアの犬」には、入り口に注意書きが・・・・今でいうR15かな。
「刺激の強い作品が含まれています」「お子様を連れた保護者の方は、観賞にご配慮していただきますよう」と。
確かに、刺激は強い作品でした(笑)
ほかに「白い恐怖」冒頭(ヒッチコック作品)、デスティーノ(ディズニー作品)が流れていましたが、
思いのほか、アニメ的な感覚があるのだと、初めて思いました(実は考えてもいなかった)。

所要時間3時間。結構、見ごたえがありました。

余談:
帰宅後、ググったら、いろいろと流れているんですね。
「不思議の国のアリス」http://karapaia.livedoor.biz/archives/52116651.html
「ガラの晩餐」http://karapaia.livedoor.biz/archives/52217051.html

面白かったのがバーチャルリアリティ映像
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52210101.html
2016/10/30(日) 08:15 Museum PERMALINK
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